稲葉、森本、そして新庄が…日本ハム、個性の勝利

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稲葉、森本、そして新庄が…日本ハム、個性の勝利 プロ初任給で買った相棒グラブと燃え尽き

ファミリー球団、ぬるま湯体質。そんな揶揄(やゆ)を44年間浴びていた日本ハムを率いたヒルマン監督が4度、札幌ドームの宙を舞った。「シンジラレナーイ! 投手もディフェンスもみんなよくやってくれた」。指揮官に就任して4年目での快挙だが、これも個性派集団あってのことだ。

 【恩讐の彼方に】

 日本ハム躍進の原動力となったのが自己最多の26本塁打を放った稲葉。日本シリーズでも2本塁打を含む17打数6安打7打点でMVPを獲得。「このチームに拾ってもらった。恩返しは優勝するしかない。その一心でした」と感無量の面持ちだ。

 2年前に3度の日本一に貢献したヤクルトからFA宣言。メジャーを目指しての権利行使もオファーはマイナー。ヤクルトからの残留条件も2年契約で年俸はわずか2000万円増の1億円。古巣からもメジャーからもプライドを傷つけられた稲葉に手をさしのべたのが日本ハム。「いつまでも待っているからといわれて」と意気に感じたスラッガーは、移籍1年目こそ不慣れなパ投手陣に苦戦したが2年目にアジャスト。それはヤクルト時代は練習の虫、マジメ人間といわれた男の努力あっての開花だった。

 【ひちょり】

 もはや新庄に次ぐ人気者となった森本。6年目で初めて規定打席に到達し打率.285をマーク。「出塁すれば必ず帰る」頼もしい男として84回ホームを踏み得点王に輝いた。パフォーマンスも秀逸。今夏の球宴では、顔面を緑に塗り2本の触覚をつけて人気アニメ『ドラゴンボール』のキャラクター『ピッコロ大魔王』に変身。師匠・新庄をしのぐ拍手喝采を浴びた。

 「勝ったときは日本一と新庄さんが最後なんだという気持ちが一挙にきて泣いてしまいました」

 球団関係者は「身体能力は抜群だったが、ひと皮むけることが必要だった。オレと同じカッコで突き抜けろと新庄に感化された。そのおかげのブレークだよ」と話す。新庄の後継者として師匠以上の大パフォーマンスを見せてほしいところだ。

 【職人魂】

 個性派の中で最も輝いていたのは、やはり新庄。奇想天外なパフォーマンスと個性的デザインのバット、スパイクは知らぬ人はいないが、実は道具を大事にする職人魂の男だった。

 プロ入りした17年前。新庄はプロ初任給で1万2000円を払って外野用グラブを購入。実はコレ、引退試合となったこの日も、ゲームセットの瞬間まで左手にハメていたもの。17年の間、痛んでくる中皮を取り換え、修理しながら阪神、メッツ、ジャイアンツ、日本ハムで華麗な守備を演出した相棒だ。

 「グラブが使えなくなったときがオレの引退の時かな」。日米球界を連れ添った相棒を左手から外して、新庄剛志は燃え尽きた。

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