新庄、北海道を変えた…イチローも一目置く美学とは?

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新庄、北海道を変えた…イチローも一目置く美学とは?
北海道移転後わずか3年で、球団史上25年ぶりのパ・リーグ優勝に続き、44年ぶりの日本一に輝いた日本ハム・ファイターズ。北の大地に起こったミラクルは、北海道移転と同時に入団したSHINJOこと新庄剛志外野手(34)なくして考えられない。SHINJOは日本ハムをどう変えたのか!?



 「われわれが新庄君を囲い込もうとしても、囲われるような男じゃないだろう。彼は野球界での役割を終えたのだと思う。今後は別の世界で、新たなサプライズでわれわれを楽しませてくれるでしょう」



 日本一のビールかけ直後、日本ハム・大社啓二オーナーが感涙にむせびながら、そう語った。



 長嶋茂雄氏は監督辞任後、終身名誉監督として巨人に残った。日本ハムも新庄の引退後、球団か日本ハム本社の肩書を付け、繋がりを維持する手もあった。が、新庄はそんな小さなスケールに収まるような男でない。日本ハムも潔く送り出す姿勢だ。



 新庄の付けていた背番号「1」は、一番弟子の森本稀哲(ひちょり)に引き継がれることになりそうだ。優勝後の会見で「ひちょりにつけてもらいたいな。ぼくの気持ちはそうです」と新庄。森本という後継者が出てきたものの、新庄が日本ハムに残した足跡はあまりにも大きい。





なにをしてもサマになるのがスーパースター。プリンスと呼ばれた新庄は、打撃以外にも守備(下)、そして勝ち越し2ランを放ったセギノールの出迎えでもファンを魅了した

 【観客席を変えた】



 「札幌ドームを満員にするのが夢」。新庄は日本ハム入り直後からそう語っていた。今季、札幌ドームが4万人以上の観客で埋まった試合は、公式戦、プレーオフ、日本シリーズを通じ13試合あったが、12勝1敗の脅威的な勝率。声援がナインを後押しした。



 日本ハムが今季、札幌ドームなどで行った主催試合68試合の観客動員は、1試合平均で昨年比17.4%増の2万3581人。ソフトバンクには及ばなかったが、その差を大幅に縮め(6383人差)、3年連続パ・リーグ2位。巨人とともに東京ドームを本拠地にしていた03年まででは、シンジラレナ~イ人気チームに早変わりした。



 【ムードを変えた】



 プロ2年目の20歳ダルビッシュ、ルーキーの八木、武田勝…。普通は緊張感に押しつぶされるはずの若手やキャリアの少ない選手たちが、日本シリーズの大舞台でも活躍。真剣にプレーしながらも、「楽しもう」と連呼し、自ら“ここまでやるか”と思わせるほど楽しんでみせるのが新庄。



 今季、日本ハム外野陣は、投手交代による投球練習中、センターの新庄の所に集まり、グラブを頭に載せ、立てひざを突くポーズで、何事か話し合うのが“名物”となった。



 他球団の外野陣はこんな時、キャッチボールで時間をつぶす。ただ、新庄が3年間を過ごしたメジャーリーグでは、センターに外野手3人が集まる習慣がある。ヤンキース松井秀喜は「(日本では)内野手はピンチの時にマウンドに集まるのに、外野はのけ者みたいで寂しいと思ってたんだ」とメジャー流を歓迎している。ただ、3人そろってグラブを頭に載せるポーズは、古今東西前代未聞だ。



 【日本ハムに残る物】



 札幌ドームの1階コンコースの展示スペースには、新庄のダイヤ入りスパイク、黄金バットが収められている。今年6月、新庄の日本通算200号本塁打を記念し、アオダモ製に金の塗装を施したメモリアルバットは、200本限定で発売され、1本10万円の高額にもかかわらず、わずか8分10秒で売り切れたシロもの。ちなみに、昨年6月のダルビッシュの初登板初勝利を記念し、その試合のピッチャープレートをマウンドから掘り起こして展示している。今後は新庄グッズが増え、“秘宝館”の様相を呈することになる。



 「移転3年目での成功はうれしいが、来年以降が問題だ。いきなりMAXに届いただけに、今後ファンの高い期待にどうこたえていくか」と大社オーナー。



 新庄が引退し、巨人、中日の争奪戦となりそうなFA権を持つ主砲の小笠原の去就も微妙。ヒルマン監督までが、メジャーリーグのレンジャーズ監督の候補に挙がり、就任に前向きだという。日本ハムにとっては、来季がいきなり正念場になる。



 【新庄の美学】



 新庄の存在感には、あのマリナーズのイチローまで一目置いている。今春のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で、普段は口数の少ないイチローが、リップサービスのオンパレード。当初、この心変わりは代表を辞退したヤンキース・松井に対するライバル意識がそうさせた、とみられていた。ところが、真実は違っていたようだ。





ラストパフォーマンスを見届けた志保夫人は、なんとヒルマン監督と抱き合って喜びを爆発させた

 イチローは新庄を意識していたのだという。その証拠に「パ・リーグというマーケティングを開拓した人です」と、自身にも果たせなかった功績を認める。



 グラウンド外での美学も相当なものだ。志保夫人は、「わたしが節約しなかったら、家計がパンクします」と漏らす。新庄流の美学にはお金がつきもの。「お金はパッとつかわなきゃ。しぶったら入ってこないから」と新庄はいい、クレジットカードは好まず、支払いは現金。それも財布には新札ばかりで、50-100万円を入れているという。



 ファッションはイタリアの高級ブランド、ヴェルサーチが好きで、外食時には、「あの新庄がひとりで夕食を食べていたら、ファンの夢をこわす」といい、必ず人を誘って、高級店へ。それも、メニューをアラカルトでオーダーするのではなく、ここからここまで、まとめて持ってきて-といった注文の仕方をするそうだ。



 こういったオーダーは巨人・長嶋終身名誉監督も同じ。スーパースターは本当に楽ではない。



 高校時代は仮面ライダーのように赤いマフラーを巻いて、自転車通学していた新庄。日本ハム入団時に約束した「札幌ドームを満員にする」、「日本ハムを日本一にする」という2大公約を実現して、現役を引退。これこそ、伝説であり最大の美学だろう。
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